This Category : エリックの機材

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2011.10.10 *Mon

エリックのラック

◆Eric's Rack
rack.gif
2Uラックにエリックの夢が詰まっています。
ちなみに『ラック』とは入れ物のことです。ハードケースですね。
音楽機材をひとつに纏められるよう、定められたサイズの入れ物の事を呼びます。



主にエリックはアメリカ国内で使用しているようです。
海外に持ち運ぶ事はあまり無いようです。
このラック、凄く重たいのですよね。長旅にはまず向きません。


しかし、エリックがワイヤレスマイクを使って自由に演奏する姿はとても格好良い。

客席に下りて演奏したり。ドラムとバトルをしたり。
ワイヤレスマイクを最大限に生かした使い方をしています。

この姿に魅了された方も多いのではないでしょうか?


さて、ではエリックの機材を紐解いていきましょう。

eric_rack11.jpg
↑こんな所にエリック・ラック!





◆Lexicon MPX 110 Multi Effects Processor
lexiconRack660.gif

レキシコン社のスタジオ用リバーブエフェクタです。
今は生産終了となっており、入手にはオークションなどを使うしかありません。
中古としての価格は大体1万円辺りです。

エリックは長年、このリバーブエフェクタを使っています。
エフェクタの性能というと、お世辞にも素晴らしいリバーブ。という訳でも無く。
一昔前のエコー。といった具合です。

今現在のレキシコンのリバーブの方が断然性能は上でしょう。
買い換える事も無く、エリックが使い続けているのは何故でしょうか。
愛着があるのか、このリバーブにしか出せない良さがあるのか。


1つには、システムが非常に単純です。
ツマミの数も限られていて、2~3秒でリバーブのサスティンなど変更が出来ます。
今のデジタルパネルよりも、アナログのツマミの方が視覚的に操作しやすい点があります。


もう1つに、簡易コンプレッサーが搭載されています。
これは『なんちゃら回路』というものが組まれている(名前を忘れてしまいました)からで、
サックスの音を少し均等にしてくれます。
楽器としてサックスの音は色んな箇所から出てきます。
高音と低音ではマイクが拾う音量にも変化があります。
MPX110はそんな音量の大小を補い、マイクを通さない音に近い状態にしてくれます。


ちなみに、オクターバーやコーラスなど使い勝手の悪いエフェクトも入っています。



◆Shure ULXP4 Wireless System
ワイヤレス


エリックのワイヤレス受信機です。
マイクロフォンで有名なSHURE社が販売する、ワイヤレスシステムの上位モデル。
お値段、155,400円(本体148,000円)


性能はプロフェッショナル使用になっており、

●受信周波数:B型(806~810 MHz)30チャンネル、A型(797~806MHz)71チャンネル、
      合計101チャンネルのうち任意の1チャンネルを使用。
●到達距離:約70m(野外での大規模な使用が可能)
●周波数特性:25Hz~15kHz,±2dB(システム全体の帯域幅はマイクヘッドにより変動)
●音声出力:
・形式-バランス(XLR3ピン、オス)、アンバランス(フォーンジャック)
・インピーダンス:50Ω(Line)、2kΩ(Mic)
・レベル-バランス:+3.9dBV(Line)、ー17dBV(Mic)、
・アンバランス:ー2dBV
●電源:DC14~18V(550mA)、付属のACアダプター(AC100V、50/60Hz)
●寸法・質量:幅219.5×高43×奥行154mm(除突起)、1.1kg

となっています。
アナログワイヤレスでは、もう最強ではないでしょうか。
アメリカでは問題ないのでしょうが、日本で70mも離れて演奏する事などまずありません!
エリックならではのワイヤレスシステムですね。

void(0).gif
出力はキャノン端子です。


◆Shure ULX19
void(1).jpg
ワイヤレス送信機です。
[B型]
ULX1-JB 59,850円(本体57,000円)

[A型]
ULX1-JA 65,100円(本体62,000円)
高い音響性能と優れた機能を使いやすく搭載。
●バックライト付きの液晶ディスプレイでは、
 電池残量、過大入力を警告するアイコン、
 グループ/チャンネル設定を表示。乾電池の残量は3段階で確認可能。
●周波数の設定と電源のON/OFFスイッチをロックし、誤操作を防止。
●2段階[0dB/ー20dB]の入力レベル・アッテネーター・スイッチと
 25dBのゲインコントロールを搭載し、最大45dBまでのゲイン調整が可能。
●006P形アルカリ乾電池×1個で駆動。※A型を使用する際には免許が必要です。

もうこの値段で何を送信するのかとツッコミたいですね。
価格はメーカー価格なので、実販売はもう少し安くなっているはずです。



◆SD Systems STM99
マイク

そしてピンマイク。
詳しい記事はこちらに書いてあります。

SD Systems社のマイクです。

ピンマイクロフォンはSD Systems社
ワイヤレスシステム(送信機、受信機)はSHURE社です。
合計20数万円。辿り着けない。

この2つを繋いでいるのはミニ4芯のTA4Mです。

エリックが日本に来た時はこのピンマイクのみを持ってきています。
有線接続で長いケーブルを備えて、楽しそうに動き回っています。




エリックの機材の凄さが見えてきますね(主に値段)
彼がこだわりを持っていた。というよりも、
『必要だから増えていった』という方が近いように思います。

エリックが思い描くエンターティメントは、
聴いている人たちをワクワクさせてくれます。

演奏は言うまでもなく素晴らしいですし、
観ていても『次は何を企んでいるのかな?』と笑顔にさせてくれます。

時には上手の観客へアピールしに行きますし、
下手の観客へのアプローチも忘れません。

縦横無尽に動きながら楽しい演奏を繰り広げてくれるのも、
機材たちの活躍があってこそなのでは無いでしょうか。



今後もエリックとこの機材たちは、多くの人をワクワクさせてくれることでしょう。
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2011.08.15 *Mon

エリック氏のマイク

■SD Systems STM99■
マイク

10万円と噂のピンマイクです。
エリック氏も大満足のマイクのようです。
(エリック氏のHPでは誤字でHD SYSTEMと記載されています)


STM99は3種類あり、それぞれ指向性が違います。
STM99mic.jpg

エリック氏はその中でもカーディオイドタイプを使っていると推測します。
実際にエリック氏がマイクを使っていた音を生で聴くと、
『高音から低音まで音の粒立ちを均等に拾ってくれる』といった印象です。
音に艶があり、聴いていて耳が疲れません。
とても生音に近い音がスピーカーから流れます。


しかし、これはマイクが良いというよりも、
やはりエリック氏の演奏技術が高さが大きいと思います。

マイクの本質として、
『良い音は良く拾い、悪い音は悪く拾う』
この言葉につきます。

どんなに良いマイクを使っても良い音を拾ってくれるかどうかは、
自身の演奏力次第。

マイクを使うと、そう痛感させられます。



■全方位
周波数レンジ 30Hz. – 20 KHz.
Free-field Sensitivity at 1KHz 10 +/- 2mV/Pa
A weighted equivalent SPL level due to inherent noise 20 dB
Max. SPL for 0,5% 1KHz (PS 48 +/-4V) 135 dB
出力インピーダンス 100 Ω
ファンタム電源 12から52 V

PattOmni2.jpg

freqspecSTM99omni.jpg


■カーディオイド
周波数レンジ 30Hz. – 20 KHz.
Free-field Sensitivity at 1KHz 14 +/- 2mV/Pa
A weighted equivalent SPL level due to inherent noise 17 dB
Max. SPL for 0,5% 1KHz (PS 48 +/-4V) 132 dB
出力インピーダンス 100 Ω
ファンタム電源 12から52 V

PattCard2.jpg

freqspecSTM99cardioid.jpg


■スーパーカーディオイド
周波数レンジ 30Hz. – 20 KHz.
Free-field Sensitivity at 1KHz 16 +/- 2mV/Pa
A weighted equivalent SPL level due to inherent noise 16 dB
Max. SPL for 0,5% 1KHz (PS 48 +/-4V) 131 dB
出力インピーダンス 100 Ω
ファンタム電源 12から52 V

PattHyper2.jpg

freqspecSTM99supercard.jpg

プロフィール

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安田廣志(Hiroshi Yasuda)
音楽講師をしながら日本の関西で活動中

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